小津卓也展

今回の作品展は、大阪市内で創作活動を続けている美術作家、小津卓也の初個展となります。
1984年生まれの小津卓也は、本物そっくりにつくられた模型や造型物に、これまた本物そっくりに着彩するというちょっぴり特殊な職についております。その物のしわやよごれ、質感までも忠実に再現し、見た目本物とそっくりに、いや本物以上にリアルにつくるという類希なる技術が必要とされる仕事に就く傍ら、ここ数年、自身の創作活動を続けてまいりました。印刷会社などで使われるシンナー系塗料を使い、
エアスプレーで描いてゆく小津卓也の作品は、
独特の質感と風合いを生み出し、異彩を放っております。
また、仕事で培われた特殊な着彩技術で、見るものを圧倒する緻密さと、大胆さをもちあわせた作品になっております。
水とも、空とも、雲とも、はたまた花ともイメージできる造形美がそこに存在します。

今回、ここ数年の作風をさらに進化させた新作十数点と、
4枚の襖に描いた大型の作品の展示となっております。
襖が鎮座する6cの展示もぜひご覧ください。

  • Date | 2013_6.4~16
  • photo | 6c staff
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